『……何で?』 二人が声を揃えてそう返す。 「二人乗りなんてしたことないし、ましてや男子となんて……」 「――もしかして緊張する、とか?」 榛名くんの言葉に“コクコク”と頷くと、突然笑われた。 ……えっ?何で笑うの? 「そんなに意識しなくても大丈夫だから」 「で……でもっ」 「外も暗いし、一人で帰らせるわけにはいかないじゃん。 ……同じ方向なんだから遠慮しなくていい」 「うわっ……ちょっ、榛名くん?!」