「えっ、いいの?!もらっても!」 想像以上の嬉しそうな態度に、あたしは何だか嬉しくなる。 「うん……いつでも作れるから。教室に着いたら由香里さんに渡すね」 「やったね!お菓子好きの私には堪らない!」 そう笑顔を浮かべる。 「えー、ずるい!麻有ちゃん、俺にも――…」 「お前は食うな」 崎本くんの唇を摘み、その先の言葉を言わせない榛名くん。 「何でお前や由香里はよくて、俺はダメなんだ?!」 「そりゃあ、虎太郎だからでしょ」 不満気に尋ねる彼に、由香里さんがそう言ってデコピンした。