崎本くんがそう言うと、榛名くんの顔が曇り 「……別に関係ないだろ、それは」 と複雑な顔を浮かべた。 「なあなあ?何でこの前告ってきた彩子先輩をフったんだよ?」 「……何でって」 「うちの学校じゃダントツで一番美人じゃんか!そんな人から告られて断るなんて、お前勿体無いことしてるぞ」 “俺なんか相手にしてもらえないってのにさ” そう付け加えて口を尖らせる。 「虎太郎は顔がよければ誰とでも付き合うのかよ?それだけで相手を選ぶのはよくないと思うぜ」 そう言って榛名くんはスタスタと先を急いだ。