「あ!麻有っ!」 教室に戻って来ると、心配な顔を浮かべる希沙ちゃんとさくらちゃんの姿。 「大丈夫だった?!」 「うん、平気」 「超心配したんだから!私らで助けに行こうかと思ったんだけど、ちょうど教室の前を榛名くんが通りかかったから頼んじゃったんだよね」 「ありがとう……えっと、ちょっとごめんね」 二人に謝りながら、机の上に置きっ放しの紙袋からクッキーの入った袋を取り出した。 「何してんの?」 それを傍で見ていたさくらちゃんが、不思議そうに聞く。