――――ピピピッ、 「はい、もしもし?」 『あ、麻有?』 机の上の携帯が鳴り出ると、相手は希沙ちゃんだった。 『誕生日おめでとう』 「ありがとう……16歳になったよ」 『今からちょっと出て来れない?麻有んちの近くまで来てるんだ。青葉公園』 「え、そうなの?じゃあ、今から行くね」 電話を切り、慌ただしく家を飛び出した。 早起きしたお陰で、いつでも外に出れる格好だったのが救いだ。