「え……」 彼の言葉に、触れた手に、 私の体は熱を帯びていく。 「本当は体育祭は後二回もあるし、今回頑張らなくてもいいやって思ってたんだけどちょっとした事情があってさ……バカみたいにすげー頑張っちゃった」 榛名くんがフッと鼻で笑う。 「……嫌だったらこの手、振り払って」 ギュッと私の手を握り直し、真っ直ぐに見つめてくる。 高木くんの時とは違う…… どうしようもなくドキドキする。 「佐脇さんは俺のこと、どう思ってる?」