「はあ?適当って何よ!本気で走らなかったなら怒るよ?!」 「あー、分かったから黙って」 希沙ちゃんはあしらう様に“シッシ”と手をやると、靴ひもを結び直した。 「人ごとみたいに聞いてるけど、麻有もだからね!」 「えっ、私も?!」 「苦手だからってクラス対抗リレーの時に、ビリでバトン回したら許さないよ」 ううっ…… 何で私まで…… 「自信はないけどありったけの力を振り絞ります」 と苦笑いを返した。