「麻有が周りの女の存在が気になるほどまでに榛名のことを好きになるなんてねえ……」 と今度は頭をかき回した。 「……変、かな?」 髪を整えながら聞き返すと、希沙ちゃんは首を横に振る。 「変じゃないよ。今の麻有、前よりも可愛いもん」 「恋をすると可愛くなるっていうのは嘘じゃないんだね」 二人がそう言って嬉しそうに微笑んだ。 「恋っていいことばかりじゃないけど、でも何があっても絶対に諦めちゃダメだよ?せっかく見つけた恋なんだから」 「うん、ありがとう」