初恋ディジー


―――――――…


「うっわ……雨降りそうだな」


パスタを食べ終えて店から出てくると

さっきまで青く晴れていた空は、いつの間にか薄暗くなっていた。


「それなら大丈夫。折り畳み傘が――…」


バッグから折り畳み傘を取り出そうとしたが、“あっ!”と声をあげる。


「……そうだ。いつもスクールカバンに入れてるんだった」


「あはは。雨降ったらコンビニとかで買えばいいし、大丈夫だよ」


そんな私に榛名くんは笑うと、ゆっくりと歩き出した。


今ので絶対間抜けな子だと思われたかな……?

ああ、恥ずかしい……


「――俺らってさ、」