約束の待ち合わせ場所にやって来ると、少し先の方で榛名くんが携帯を弄りながら立っていた。 「……あ、本当に居る」 待ち合わせをしているんだから居るのは当たり前なのにそんなことを呟く。 「……かっこいいなあ、やっぱり」 初めて見る彼の私服姿に、抑えていたはずのドキドキが一気に込み上げる。 『今立ってた男の子カッコ良くない?』 『それ思った!』 と通り過ぎる女の子の視線を集める榛名くん。 さすがだなあ…… ――って感心してる場合じゃない。 「は――…」