“クラス全員分のノートを集めて昼休み中に持ってきてくれないかしら?” 前の授業で教科担当の先生にそう頼まれた私は、昼を食べ終えてからノートを抱えて職員室へと向かう。 「あれって……由香里ちゃん」 その途中、由香里ちゃんが男の子と一緒にいる所を見かける。 「話って何?」 自分よりも遥かに背の高い彼の顔を、由香里ちゃんはクールな表情で見上げる。 「俺、前から由香里のこと好きだったんだ。だから付き合ってくんね?」 偶然にも、告白現場に遭遇してしまったみたいだ。