初恋ディジー


「俺はコイツに売られた喧嘩を買ってるだけだ!離せ――…」


「いい加減にしな!」


――バシーン!


「……っ、てぇ」


「何があったか知らないけど、ひと前で喧嘩なんてみっともない!」


暴れてもがく高木くんを引っ叩いた希沙ちゃん。


「うひゃあ……希沙ってば逞しすぎる」

とさくらちゃんが言う。


「……チッ」


眉をひそめ、舌打ちしながら高木くんが更衣室に戻っていくと、榛名くんが立ち上がった。