「はあ?何っだよ、それ!」 面白おかしく笑いながら、崎本くんがお腹を抱える。 「ちょっと何笑ってんの?!私達は真面目に聞いてるんだけど!」 「ごめん、ごめん……そんなの単なる噂っしょ?」 「で、でも!友達が二人が一緒に帰ってるところを見てるんだよ?!」 「……その友達ってのが誰か分からないけど、本当だから。 昨日は委員会で遅くなって、一人で帰るのが危ないから俺が暁に彼女を送ってやれって言ったんだよ」 崎本くんは私の肩を抱き寄せるなり そう言って“ね?”と笑って見せる。