名前を呼ばれて振り返ると、一斉に女子に囲まれた。 「佐脇さんって、もしかして榛名くんと付き合ってるの?!」 ――え? 彼女たちに質問されている側だというのに、自分が疑問を抱いてしまう。 「どうして?」 「だって昨日、二人が一緒に帰ってるところを見たって言う人がいるんだもん!で?どうなの?!」 みんなの視線が痛々しい…… 「あれは委員会で遅くなったからで……」 昨日のことを説明しようとした時だった。 「お前ら、何してんの?」