天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ

雪女!

龍太郎はクラリと目眩を覚える。

…そりゃあここは天神学園だ。

平凡に見えて様々な奇怪な生徒が在籍している。

宇宙人、神、ロボット、エージェント、多重人格者、人間になれる猫、謎の天才。

だが妖怪とは新ジャンルだ。

先程まで心霊妖怪否定派だった龍太郎の持論は、あっさりと粉砕されてしまった。

成程、そういう方面に詳しい者とは雪菜の事か…。

そろそろ天神学園の非日常ぶりに慣れなきゃいかんなと思っている龍太郎を他所に。

「実はさぁ」

月姫が龍太郎の感じる『視線』について、雪菜に相談する。

「ふぅむ…」

龍太郎の顔をまじまじと見る雪菜。

「見た所、私と『同じもの』の匂いは感じられませんねぇ。とり憑かれてたり狙われてたりする気配はありませんけども…」