「雪菜ちゃん」
月姫が声をかけると、その少女は顔を上げてこちらを見た。
佐伯 雪菜(さえき ゆきな)。
天神学園高等部1年。
地味で少々ナイーブな性格の為、龍太郎は彼女のような生徒がいる事は今まで知らなかった。
「コイツ、丹下 龍太郎っていうの。夏休み前半を補習で潰すようなスペシャルバカだけど、仲良くしてやって」
月姫の紹介に。
「スペシャ…ぷぷぷっ!」
雪菜は着物の袖で口元を隠して笑う。
月姫の紹介も紹介だが、雪菜も笑いすぎだ。
ムスッとする龍太郎に気づいたのか。
「あ、ごめんなさい笑ったりして」
雪菜はシャランと効果音を立ててカキ氷を取り出す。
「お詫びとお近づきの印に、これどうぞ」
「……おい」
龍太郎がタラリと汗を垂らす。
この暑い最中だ、カキ氷は確かに有り難い。
が…。
「それ…どこから出した…?」
「ああ」
同じように雪菜からカキ氷を受け取りながら、何食わぬ顔で月姫が言う。
「彼女雪女なの」
月姫が声をかけると、その少女は顔を上げてこちらを見た。
佐伯 雪菜(さえき ゆきな)。
天神学園高等部1年。
地味で少々ナイーブな性格の為、龍太郎は彼女のような生徒がいる事は今まで知らなかった。
「コイツ、丹下 龍太郎っていうの。夏休み前半を補習で潰すようなスペシャルバカだけど、仲良くしてやって」
月姫の紹介に。
「スペシャ…ぷぷぷっ!」
雪菜は着物の袖で口元を隠して笑う。
月姫の紹介も紹介だが、雪菜も笑いすぎだ。
ムスッとする龍太郎に気づいたのか。
「あ、ごめんなさい笑ったりして」
雪菜はシャランと効果音を立ててカキ氷を取り出す。
「お詫びとお近づきの印に、これどうぞ」
「……おい」
龍太郎がタラリと汗を垂らす。
この暑い最中だ、カキ氷は確かに有り難い。
が…。
「それ…どこから出した…?」
「ああ」
同じように雪菜からカキ氷を受け取りながら、何食わぬ顔で月姫が言う。
「彼女雪女なの」


