天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ

ポン、と。

夕が気づいたように手を叩く。

更に雪菜、秋雨と、超常現象に詳しいメンバーは郷の意図に気づいた様子。

「なになに?」

「どういう事だよ?」

月姫と龍太郎だけは、わからずに首を傾げる。

「つまりですね」

雪菜が人差し指を立てた。

「龍太郎君が最近感じている視線は、ここにいる亡霊さん達の誰かではないかと、郷先生は考えている訳です」

彼女の言葉に郷は頷く。

「この保健室には、俺を慕って人畜無害な霊が集まってくるからな~…天神学園にいる殆どの無害な霊は、この場にいる筈だ…」