ワイワイと談笑しながら弁当を食べる面々。

と…。

「あれ？」

月姫が自分の弁当を見る。

そして。

「面っっっ！」

「いでっ！」

いきなり木刀で隣に座る龍太郎の頭に一撃！

「何すんだヤンブラコン！」

「ヤンブラコンはやめれ！てか龍太郎、私の唐揚げ取ったでしょ！」

鼻息も荒く言う月姫。

「馴れ馴れしく私のおかず横取りしていいのは兄上だけなんだからっ」

「そりゃ知らん！てか取ってねぇし！」

木刀でぶたれた頭を押さえて言う龍太郎。

「じゃあお前か秋雨！胴っっっ！」

月姫は怒りの矛先…いや木刀を秋雨に向けた。

「ぶはっ！」

食事中に木刀で脇腹を打たれ、口に含んでいたものを噴き出す秋雨。

「てめっ！何すんだ月姫！」

「私の唐揚げ返せ！」

「俺でもねぇよ！」