それから五分ほど経過して。
「あ、よかったぁ、気がついた」
龍太郎は意識を取り戻す。
ひんやりとした雪菜の手が、龍太郎の額に添えられていた。
「ごめんね龍太郎君。私笑い出すと止まらなくなっちゃって」
雪菜が申し訳なさそうに詫びる。
「ああ…いや…」
体を起こしながら、龍太郎は頭を掻いた。
如何に相手が人外とは言え、女の子の前で脅えて失神とは格好悪い所を見られてしまった。
「何ていうか…その…雪菜」
バツが悪そうに龍太郎は視線をそらす。
「俺が失神した事、内緒な?」
「あ、よかったぁ、気がついた」
龍太郎は意識を取り戻す。
ひんやりとした雪菜の手が、龍太郎の額に添えられていた。
「ごめんね龍太郎君。私笑い出すと止まらなくなっちゃって」
雪菜が申し訳なさそうに詫びる。
「ああ…いや…」
体を起こしながら、龍太郎は頭を掻いた。
如何に相手が人外とは言え、女の子の前で脅えて失神とは格好悪い所を見られてしまった。
「何ていうか…その…雪菜」
バツが悪そうに龍太郎は視線をそらす。
「俺が失神した事、内緒な?」


