天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ

コンビニは目と鼻の先だ。

校門を潜って歩いていく頃には、コンビニの店の明かりがやけに目立っていた。

昼間の時間が長いものの、日が沈み始めると一気に暗くなる。

夏の夜とはそういうものだ。

店内に入った龍太郎と雪菜は、適当に人数分の弁当を買い物カゴに入れる。

「雪菜も同じのでいいか?」

カゴに弁当を入れる龍太郎に。

「あ、私はこれで…」

雪菜はアイスのコーナーから小さなカップアイスを持ってきた。

「そんなんでいいのかよ?」

「はい。普通のお弁当も食べられるんですけど、夏ばてで食欲なくて…」

雪女が夏ばてというのも、納得のような、おかしな話のような。

ともかく買い物カゴを手に郷から預かった金で会計を済ませ、二人はコンビニを出た。