天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ

「えー?変ねぇ」

夕が顎に人差し指を当てる。

「夕の見立てでも、特に何も怪しい点はなかったんだけどなぁ…」

「ゼッテー龍太郎の気のせいだって。補習のし過ぎで頭がアレになったんだって。あ、元々アレなのか」

「うるせぇ秋雨!アレってゆーな!」

龍太郎と秋雨が言い合う。

「それにしても、超常現象のスペシャリストのお二人でも分からないなんて…」

雪菜が困った顔をした。

と。

「もしかしたら、それは貴様らの手に負えん問題かもしれんなー…」

気だるそうな声が聞こえた。

見れば教室の入り口に、一人の男性が立っていた。

「いや何…やかましかったので、つい…な」