天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ

尚も睨み合う龍太郎と人影。

どうにも保健室は薄暗いのがよくない。

人影の顔がよく見えない。

しかし暗闇に慣れてきたのか。

(アイツ…天神学園の制服着てる…しかも女…?)

龍太郎は人影の輪郭が、おぼろげながら見えてきていた。

関節技を使い、天神学園の制服を着ている。

もう相手が人外などではなく、この学園の生徒である事は明白だった。

だが。

「売られた喧嘩は買わなきゃな!」

正体暴きよりも勝敗の方が優先。

龍太郎は人影に挑みかかる!

『ちょ…私は龍太郎君と喧嘩しに来たんじゃないよう!』

狼狽する視線で語りかけつつも。

「くぅっ!」

条件反射なのか、人影は龍太郎の蹴りを受け流しつつ、素早く四の字固めに捕らえた!