と、その時。

「!!!!!!!」

雪菜は背中に感じる殺気にゾクリとした。

(え…何…?)

突き刺すような視線を感じる。

人外、しかも雪女の雪菜に悪寒を感じさせるほどの強烈な視線。

怨念じみた感情のこもった視線だ。

いや…女の雪菜には分かる。

これは…この感情は…。

(嫉妬…!?)