席に戻ると愛ねえは居なかった。 いくらなんでも、ヒドくね? 「お、おい、平岡。」 「田島?どうした…」 「お前、姉さんは…?」 「こっちが聞きてえよ。帰ってきたらこれだ。」 「やっぱりか…。」 「やっぱりって、何だよ…。」 「さっき外にお前の姉さんにそっくりな人が居たんだよ。男も居たんだが、どうも一緒に仲良く、って雰囲気には見えなかったな。…おい、平岡!?」 俺はすぐに店を飛び出していた。 どこで見たかも聞いていないのに、せめて場所ぐらい聞けばよかった。