部屋に戻ると、急に睡魔に教われた。 「ふぁぁぁ…。」 「どうしたぁ?悩み疲れた?」 「そんなとこ、けどもういいや。」 「何それ、その程度の悩みなのぉ。」 「そーかもねぇ。」 「へぇー・・。」 愛ねぇの顔を見てると、それだけで満足って思えた。 この顔を失いたくないと思った。 今思うと、これがキッカケだったのかな。 俺が、愛ねぇを好きになったのは。