A sweetheart is a ghost

それよりも潤一が…。

潤一のいる部屋を見た。

もちろん静か。あ


「あ、あのわたしまだそんな…」


「落ち着いてからでいいから。考えてて。」


そう言うと亀川さんは立ち上がった。

抱きしめられたときについたのかな?

自分からも亀川さんの香りがしてる気がした。


黙ってるわたし。

そんなわたしに


「じゃあまた月曜日ね。」


そう言って亀川さんは玄関に向かった。

わたしも立ち上がって見送ることに。


「ほんと今日はわざわざありがとうございました…。」


そう言うと靴をはいてこっちを振り向いた。


「鍵、閉めときなよ。じゃお邪魔しました。」


「はい、気をつけて。」


そう言うとニコッとちょっと笑って亀川さんは出て行った。


帰ると鍵を閉めて急いで潤一のところへ走った。


「ゴメン、潤一!!わたし亀川さんと付き合ったりとか…──ヒッ…──」


そこには潤一の姿はなかった。

その代わり大きくそして黒く…すごく醜い死神のような化け物がそこにはいた。

驚いてそしてこわくてわたしは腰を抜かしてしまった。

声が出ない…。

口をパクパクしてた。



「璃那…ごめん俺なんだ…。」


そんなときその化け物から潤一の声が聞こえた。

潤一が…こんな姿に…。