A sweetheart is a ghost

部屋を出てまた亀川さんの前に座った。


そうだ、坂口さんのことを聞こう。

好きって言ってたし何かいい情報あるかも。


そう思って口を開いた。


「亀川さんは今は彼女は??」


”今は”って強調しておいた。

百戦錬磨なんだから。



「いないよ。」


そう言うと目線を紅茶にうつしてズズッと飲んだ。


「そうなんですね。社内恋愛ってどう思います??」


坂口さんとありえるのか聞きたかった。


「いいと思うけどね。なんで??」


亀川さんはこっちを見て言った。


「いや、別に…。」


いいと思うならどうして付き合わないんだろう。

坂口さんはキレイなのに。



「緒方さんは今は誰とも付き合わないの??」


逆に質問された。

坂口さんのこと話広げようと思ってたのに。



「いや、まだ考えてないですね…。それより…──」


言葉がつまったのは亀川さんが横に移動してきたから。

そしていきなり抱きしめられた。



「落ち着いたらさ、俺と付き合わない?」


突然の告白だった。

しかも潤一がいる部屋で…。