保健室の魔法使い

恋愛(その他)

コットンローズ/著
保健室の魔法使い
作品番号
611030
最終更新
2011/07/27
総文字数
1,566
ページ数
2ページ
ステータス
未完結
PV数
455
いいね数
0

 私が好きな人は保健室の先生。


 かっこいいからモテるけれど、いつも生徒とは一線を越えないよう冷たくしている。
 だけどとても優しいってことは私が一番知っている。


 クールだけれども、たまに見せてくれる春のように暖かな柔らかい先生の笑顔が私は好き。


 そんな先生には面白い癖があった。
 それは怪我をしている生徒の手当てをしているときに呪文のような言葉を呟くのだ。魔法なんてあるわけないから怪我は治らないけれど、その言葉を聞くと安心して怪我の痛みが和らぐ気がする。


 みんな先生が魔法使いみたいだって言うの。
 みんながそう言うから私もそんな気がしてきたよ。


 “ロエキヨミタイ”


 先生の魔法のおまじない。

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