あたしの居場所



服を着替えて宿題を香奈さんと奈緒美に教わる


「奈央!」


「えっ?」


その最中、施設にお母さんが入って来た


「なんで...」


「ばか!」


お母さんは涙目であたしの頬を叩く


「どんなけ心配したと思ってんのよ!」


心配してきてくれたの...?


「こんな施設に入って...ご近所さんの耳に入ったらどうするのよ!」


「え...?」


...また近所の目...?


なんでいつもそうなの?


あたしは心配されない?


やっぱり...あたしは要らない子...?


「なんで...」


「え?」


「お母さんなんか大嫌い!!」


あたしはお母さんを突き飛ばして施設を出た


「奈央!!」


淳が追いかけてくる


「奈緒のお母さん、お話があります」


「え?」


凪斗がお母さんを引き留めた