あたしの居場所



「ほら、俺らは戻ろうぜ」


淳がみんなに言う


「淳、お前はここに残れ」


「えー?俺また怒られるのー?」


「淳はいつも凪斗に怒られてるからね」


奈緒美はクスクス笑った


「奈緒美は黙ってろ」


「ほら、みんなは戻って寝なさい」


「はーい。おやすみ、奈央♪」


「おやすみ...」


みんなは部屋に戻って行った


「俺はどうすりゃいいの?」


ベッドにドカッと座る淳。


「お前、どうせ学校行ってねえんだし、暇だろ?」


「そりゃまあ。誠吾と遊んでも暇だしな」


「なら奈央の護衛しろ」


「は?」


「えっ?」


凪斗は何を考えてるの?


「暇人だろ」


「まあねー」


「だったら奈央を守れよ」


「凪斗がやればいいじゃね?」


「俺ァいろいろとやることあるの。お前みたいに暇人じゃねえっつうの」


「凪斗~、ここに居る奴ァ全員暇だぜ?」