あたしの居場所



あたしは凪斗の方を見る


「ん、大丈夫だよ。何かあったらおいで。すぐ隣の部屋に居るからさ」


「うんっ...」


凪斗はあたしの頭を撫でてくれる


「奈緒ちゃん、荷物...はないよね」


部屋に案内されて座る


「はい...」


「じゃあウチの小さい頃の使ってね。サイズ合うと思うから」


「ありがとうございます...」


「よそよそしいなぁ。緊張しすぎだよ!!」


「うん...」


「まだ緊張するよね...そのうち慣れるから!!!」


奈緒美ちゃんはとてもフレンドリーな子だ


「ウチのこと、呼び捨てね♪香奈のことも呼び捨てでいいからさ♪」


「急に、ですか...」


あたし、一応余所者...


「変なこと、考えないでね?ここの施設は、変な心配しなくていいの♪」


「うん...奈緒美...っ」


遠慮がちにそう呼ぶと、奈緒美は嬉しそうに笑った


「奈央、可愛い!!!!」


「うわっ...」


あたしを思いっきり抱き締めた


「奈央、これからはもう1人で考えないでね?」


「うん...」


「今日からウチらは家族だからっ!!!」