「空良は、親友でしょ?
親友の考えてることなんて、


こころよまなくても、わかる」


あはは、と屈託なく笑った。
その笑いとともに僕に発された


コトバが、とても響いた。 僕の
こころに、頭に。


「由良、さんきゅ。 僕、今、
嬉しかったよ」


「ん、そりゃども」


180度からの180度。 いつのまにか
いつもの日常に戻ってる気がした。


ついでに、『由良』という『男子』の、
どこかの闇を見つけた気もした。



end.