司んちはそれ程遠くない タクシーで行こう ピンポーン 大きな扉の向こうに司がいる それだけでドキドキする ガチャ 「入れよ」 上半身裸で怠そうに出てきた司 「また上脱いで…風邪ひいちゃうよ」 でもなんかいつもと違う司 顔色悪いし 「熱あるじゃん!早く寝なきゃ…」 あたしの言葉と裏腹にもう司は熱を出してた とりあえず中に入ろう 「お邪魔します…」 司に聞こえるか分からない小さく呟いた