「ついたぞ」
「へ?」
「学校」
「えっ!ありがとう」
ドアに手をかけた
「おい」
「な、何?」
なんだろう引き止めて
「ケー番」
「ぬぉ?!」
ケッ!ケー番!
あたしのケー番を
聞いてるの?
「ぶっ!」
「?」
「お前反応がおもしれーな。見ててあきねーわ。じゃあな。また連絡する」
あたしの携帯で自分に電話してる司
「ばいばい…」
司があたしに連絡するのか
司ってあたしに安心感をくれるお母さんみたい
あっお父さんなのかな
教室にはいるにつれ偶然にも休み時間だったのでしぶしぶ香菜に昨日の事情を話させられた

