「もし?」 「ちょっと~司くんち泊まったんだって!? 何で言わないのよ~ 電話も全然出ないし!」 電話の向こうから香菜の甲高い声が響いた 「ごめんごめん。 でも香菜酔ってたし。まだ辰巳んちいるの?」 香菜のことだから泊まってそう 「はぁ?学校なんですけど~!」 え?今日って平日!? 今何時… 時計に視線を向けたあたしに司がいった 「送る」 「え?」 「学校なんだろ」 「いいの?」 「あぁ。行くぞ」