「ユウリ。ちょっと来なさい。」 さっきまで和やかに母と話していた父が 真剣な顔つきで私を呼んでいる。 「なに?お父さん。」 私は父のもとへ駆け寄った。 「もう高校生だしな・・・・」 「うん・・・?」 さっきもそうだけど、 やっぱりふたりともいつもと違う・・・ そう思っていると 父が重たそうにくちを開けた