さっきまでの空気が嘘みたいに
車の中は笑い声が絶えなくなった。


今日初めて会ったなんて
忘れるくらいに―――――。





「あの、ここらへんで・・・・」

寂しさを隠して
笑顔で口を開く。


すると、それを見透かしたように

「また会おうと思えば会えるし・・・・な!」
って頭を撫でられた。

「なんか、子供みたい・・・」

ぼそっと呟いたら
子供じゃんって言われてしまった。