運命ってこういう事、

「……」

何にもいえなかった…

「か、河西の手が…き、傷つくじゃん…」

「え?」

あたしは思わず

悠也の方を見た、

顔……真っ赤////

「で…ど、どうしたの?
  俺に用があった…の?」

あ…チョコレート

渡そうとしたんだ…

「チョコ…渡そうとしたの…」

「あ、そっかぁ~
  くれるって言ってたもんね」

自分の手の中に入ってる

チョコを見てみる…

雄大を殴ったせいで

チョコはラッピングと共に

グチャグチャ…

こんなの渡せない。。

「あ…さっきのでグチャグチャだ…
   だから…渡せない…
            ごめんね。」

「え?別にいいよ!
   俺、河西のチョコ食べたい!」

ッ!____________________

悠也…何言ってるの?

悠也はすみれちゃんの事が好きなんじゃ…

悠也は自分の言った

"河西のチョコ食べたい!"

の言葉がどれだけ

大胆な言葉か気づいたらしく、

顔を真っ赤にしる。