くちづける唇は
どこまでも紅く、紅く
紅いまま


胸に刺さる傷は
どこまでも熱く、熱く
熱いまま


蜜の味
軽い目眩


もっと
貴方の毒に痺れたい


貴方と堕ちてみたい
貴方に燃え尽きたい
粉々の灰になりたい


ひとりの
愚かな女になりたい


王子様なんていらないわ