だけど、俺は教師でお前は生徒

「俺は学校まで戻りますが、堀池先生はどうされますか?」



「……一緒に……行きます」



堀池先生の歩幅に合わせることなく歩き始めたが、



このまま歩き続けても意味がない。



そう思った俺は、小さなため息をひとつついて、振り向いた。



俺を見つめた堀池先生は、さっきよりいくらか落ち着きを取り戻していた。



「弟さんが心配なのはよく分かります。俺も何か情報があれば、すぐお伝えしたいとは思います」



「はい……」



「だけど、それ以上のことには応えてあげられませんよ……きっとこの先ずっと」



「私のこと、嫌いですかっ?私、三嶋先生のためならなんでもします!!だから……だから」



「嫌いではありません。尊敬してますよ、教師として、あなたは素晴らしい先生であり、先輩でもありますし……」



「じゃあ私にも望みがあるわけですよね??」



「それは……」



「……それは??」