「だから短冊、飾れないって?」 「……ああ」 俺に送っちゃったし、 内容はアレだし。 それなら無理もないだろう。 納得していると、 手の中から短冊が奪われた。 「どうする気?」 「破いて捨てる」 宣言して、明之はゴミ箱に向かった。 「そこまでしなくていいじゃん! また大事に仕舞っておくからさ」 そう言っても、彼は聞かずに、 短冊を横にして持ち直した。 ……完璧に破る気だ! どう止めるかなと思っていると、 ふと彼の鞄に目が留まった。 正確には、 そこから出ている紙切れに。