「あれ?」 「どうした?」 ふいに疑問が浮かんだ。 「そういえばさ、明之はなんで、 短冊を『飾れない』んだ?」 書く事無いでも、書けないんでも無い。 どうして、飾れないんだろう。 短冊は、母さんたちが用意した まだ白紙のがたくさんあるし。 そう尋ねると、 彼は困ったような表情を浮かべる。 「それはひとまず置いておいて」 置くと言うより、 投げる仕草をしながら言われた。 捨てるなよ。 「くれた手紙にさ、 何て書いたか覚えてる?」 そう尋ねられた。