☆:私と君と小さな箱と・・・

初めての友達が出来てから数日

だいぶクラスにも慣れた。(気がする)

~国語の授業~

先生が教科書を読む生徒を当てる。
「じゃぁ葉月。」
[ビクッ]
自分の名前でもないのに反応してしまった。
「お前36Pから読め。」
「はい」
葉月が立ち上がり読み始める。

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今、古文を音読している男は葉月圭。

普通よりちょっと・・・いやかなり運動のできる男。
中学校は違ったがどんな奴だかは知っている。

ここらへんで唯一
陸上での走り高跳び全国レベル

素直にすげーと思う。

容姿は・・・
カッコイイ、イケメン
まぁー芸能人には及ばないけどね(笑)

勉強はー・・
次の中間テストで調べよう!!

とまーこんな奴

なーんて考えてたら目があった。
実はこんなに詳しい割に話したことがない。

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~昼休み~

ご飯を食べてから廊下に向かう(特に行くとこないけど)
通りすがりに教材室を発見!!
いろいろな教科書がある。(いぇーい)
なぜかテンションが上がる。

なかに入り周りを見渡すと・・・
あれ?変な箱・・・
でも可愛いー!!

その箱はピンク色でフリルが付いている。
小さくて手のひらサイズ。
開けちゃおー・・・
そーっと手を出しかけたその時
≪ガラッ≫
[ビクッ]
扉が開いた。
ビツクリして箱を隠す。
「何やってんの・・?」
その低い声が部屋に響いた・・