100点の秘訣

そんなことがあってから、あたし達は会えばケンカ、会えばケンカを繰り返してる。



「…とにかくっ!次こそはあたしが1位だから!」


あたしの20㎝ほど上にあるヤツの顔を睨んで、お決まりのセリフを言う。



これは、終わりの合図。


「はいはい、せいぜい頑張れよ。万年2位の坂井さん」


お決まりの嫌味を言って、ヤツは教室へ帰っていった。