それから3日間、勉強にはろくに手がつかず、眠れない夜を過ごしていた。
「梨乃!購買つきあって」
「あいあいさー!」
佐奈の前では、笑うようにしてるけど…
無理してることは、佐奈はたぶん気づいてる。
購買は、想像以上の混み具合で、多少割り込まないと売り切れそうな勢いだった。
「梨乃、まかせた!」
「がってんだ!」
佐奈は人ごみが嫌いで、そんなときはたいていあたしが代わりに行く。
こういうの、結構得意なんだよね♪
人にぶつからないように、隙間をぬって進んでいく。
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