あたしは、佐奈に先に帰ることと、勝手にその場を後にしたことへの謝罪を含んだメールを送って、学校を後にした。 家に帰り着き、自分のベットに倒れ込む。 「…あたし、どうしちゃったの…?」 もんもんとつのる気持ち。 でも、それがなんなのかはさっぱりわからない。 「勉強…、勉強しなきゃ…」 壁に貼ってる、気合を入れて書いた『勝ち取れ!1位!!』の文字に、重い体を突き動かされる。 のろのろと机につき、数学のテキストをひろげる。