「じゃ、あたしは誰かさんがラブラブしてる間に、勉強してきますんで?」 「ちょっ!おいっ、違うって…」 あたしは自分の言いたいいことだけ言い残すと、全速力でかけだした。 「梨乃っ!」 佐奈の声も無視しちゃった。 早く、早くあの場を離れたかったから…。 走るスピードが、だんだん遅くなって、二人が見えなくなった頃、あたしはついに立ち止まった。 すごい、嫌な言い方しちゃった…。 もしかしたら、嫌われちゃったかも… 誰もいない空間。 校舎を照らす夕日だけが、赤々と燃えている。