「僕が勝手にやってるんです。
毎日保健室でお昼食べさせてもらっている
お礼です。」
ふと
長いまつげが
長瀬の頬に影を落とした
毎日の様に保健室に来る長瀬
少し気になって
軽く調べてみた
長瀬はこんな性格上
男子校といのも相まって
よくクラスの奴らからバカにされたり
いじめられたりする事がある
昼休みは
45分…
友達もいない
バカにされるだけの45分は
どんなに長く感じるだろう…?
そんな長瀬が不憫で
保健室の出入りを自由にさせた
私が煙草を吸ってる事も
小松原がたまにここでサボってる事も
長瀬は誰にも言わず
私たちと楽しそうに会話するようになった
このまま
上手くクラスともなじめばな…
そんなに上手くはいかないのか…
はぁ…
思わず出てしまったため息に
長瀬は敏感に反応した
「どうしました?」
「あ、え?
あぁー今日はね小松原が熱出して
今そこで寝てるの。」
顎でベッドをさす
「え?
じゃあ、僕うるさかったですか?」
「ううん。
たぶん薬効いて眠ってるから大丈夫。
このままだと、帰りは送ってやんないと。」
その姿を想像するだけで
気分は萎(な)えた
毎日保健室でお昼食べさせてもらっている
お礼です。」
ふと
長いまつげが
長瀬の頬に影を落とした
毎日の様に保健室に来る長瀬
少し気になって
軽く調べてみた
長瀬はこんな性格上
男子校といのも相まって
よくクラスの奴らからバカにされたり
いじめられたりする事がある
昼休みは
45分…
友達もいない
バカにされるだけの45分は
どんなに長く感じるだろう…?
そんな長瀬が不憫で
保健室の出入りを自由にさせた
私が煙草を吸ってる事も
小松原がたまにここでサボってる事も
長瀬は誰にも言わず
私たちと楽しそうに会話するようになった
このまま
上手くクラスともなじめばな…
そんなに上手くはいかないのか…
はぁ…
思わず出てしまったため息に
長瀬は敏感に反応した
「どうしました?」
「あ、え?
あぁー今日はね小松原が熱出して
今そこで寝てるの。」
顎でベッドをさす
「え?
じゃあ、僕うるさかったですか?」
「ううん。
たぶん薬効いて眠ってるから大丈夫。
このままだと、帰りは送ってやんないと。」
その姿を想像するだけで
気分は萎(な)えた


