私は兄に
「この曲、暗いね」とか、
「何が面白いの?」←ひどい。
などと言ってたぐらいです。


 しかし、何回か流れてるのを聴かされてるうちに好きになっていました。


 何がきっかけかはわかりません。嫌いな曲は何回聞いても嫌いですから。


 よく聴いてみると味わいのある曲調が気になって、歌詞を見てみたところ、今までの恋愛や失恋ソング、大衆受けする悲しい内容やどちらかというと、若者受けする青春物などとは違っていました。

 エンヤの歌詞の内容で多いのは、ファンタジー。

 童話や神話、自然や、自然と共に生きる人の素朴な生活感。

 その独特な詩がケルト民謡をベースにした曲調とぴったり合っていて、今流行りの癒し系。


 ケルト民族でなくても馴染みやすく作られていて、さらに魅力的なのは、幾重にも重ねられたあらゆる声と音。


 聴けば聴くほど、まるで本当に森や風の精霊が囁いているような深みが感じられるのです。


 ここまで言うのは、ただ単に私がファンタジー好きだからかもしれませんが(^_^;)


 でも、その後世界や日本でもかなりのヒットになったので、惹きつけるものはあったと思います。

 ワールドミュージックという民族音楽が流行った先駆けでもあったかもしれません。