あたしの思いとは裏腹に車は倉庫の入り口の前に止まった。 「出ろ」 「は?」 「出ろ」 「……チッ」 ドアを開けて外にでて激しい音を立てて閉めた。 色とりどりの髪のヤンキーがじろじろみてくるから睨んでやった。 怖いものなんてあたしにない。